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パネトーネ

パネトーネ

[ロティオラン 堀田誠先生考案レシピ]

イタリアの伝統的な菓子パン。薄く均一に伸びるまでこねきると、気泡が縦に伸び、薄皮でキラキラとしたクラムになります。食感はふんわり歯切れが良く、バターでしっとりと。”冷めたて”が食べごろです。

※別売りのデュアルインペラが必要になります。
 デュアルインペラについてはこちらをご覧ください。

(デュアルインペラに付属のユーザーガイドでは、こねの目安やCHECKポイントを写真付きでご確認いただけます。
 成形方法は、記載のQRコードから動画でもご覧いただくことができます。)

材料

作りたい分量を入力してください。

ゆめちから100が200gの場合、
底直径9㎝パネトーネカップ×3個と、底直径6㎝パネトーネカップ1個分

材料 ベーカーズパーセント 分量
ゆめちから100 100% g
前種(※下記参照) 85% g
海人の藻塩 1.6% g
きび砂糖 20% g
卵黄 40% g
卵白 10% g
生クリーム(乳脂肪分35%) 20% g
牛乳 30% g
発酵バター(後入れ) 70% g
きび砂糖(後入れ) 20% g
牛乳(バシナージュ) 30% g
フルーツ漬け(※下記参照) 80% g
生地量 506.6% g
前種(粉量200gのときの分量)
はるゆたかブレンド 100g
レーズン液種 40 g
モルト希釈液 2g
牛乳 28 g
フルーツ漬け(総量197.5g、粉量200gのとき160g使用)
※材料をポリ袋に入れて2日以上漬け込み、1日1回袋の上からもむ。
カリフォルニアレーズン 60 g
サルタナレーズン 50g
オレンジピール 50 g
ブランデー 15g
ラム 15g
白ワイン 7.5g
トッピング
発酵バター 適量

前種作り

  • 1

    モルトシロップを水で希釈する(モルトシロップ:水=1:1)。

  • 2

    容器に「しっかり強くこねる羽根」をセットし、前種の材料を入れる。スピード5%で1分ほど、粉をゴムベラで落としながら粉気がなくなるまで混ぜる。こね上げ温度の目安は24度。

  • 3

    別の容器に移し、30度の場所で3時間(1.5~2倍になるまで)おいたあと冷蔵庫で一晩おく。

  • ミキシング前準備

    • 4

      後入れの発酵バターときび砂糖を室温におき、もみ込んでおく。

    • 5

      寒い時期は、使用する一時間前に、前種を冷蔵庫から出しておく。

    • こね(デュアルインペラ「しっかり強くこねる羽根」使用)・一次発酵

      • 6

        容器にゆめちから100、前種(ちぎって入れる)、海人の藻塩、きび砂糖、卵黄、卵白、生クリーム、牛乳を入れる。スピード25%で1~2分ほど、粉気がなくなるまで低速でミキシングする。

      • 7

        スピードを50%に上げて3~4分ほど、前種が均一に混ざるまでこねる。生地がひとかたまりになってきたら、スピードを75%に上げて2~4分ほど、生地がなめらかになり、縮む力が確認できるまでこねる。

      • 8

        スピードを50%に落とし、後入れのきび砂糖をもみ込んだバターを加える。
        2~4分ほどこね、バターがすべて生地に入り込んだらスピードを75%に上げ、3~7分ほど、生地に伸展性が出るまでこねる。

      • 9

        スピードを50%に落とし、バシナージュ用の牛乳を2分ほどかけて少しずつ入れる。
        牛乳を入れ終わったら、速度を75%にあげて1分ほどの短い時間でこね上げる。生地が薄く均一に伸び、薄く伸ばした生地がなめらかなラインで切れ、縮む力がある生地になるまでが目安。

      • Point

        生地を伸ばしたとき、下の写真のように厚さが不均一であったり、生地の薄い部分に空いた穴のラインがギザギザの場合は、30秒~1分ごとに生地の状態を確認しながら、さらにこねる。

      • 10

        スピードを25%に落として1分ほど、フルーツ漬けを加えて混ぜ込む。混ぜ込んだら、別の容器に生地を移す。

      • 11

        18℃の場所に15時間以上おく。ふくらみの目安は1.5~2.5倍程度。
        18℃の場所がない場合は、1.5~2倍に膨らむまで室温におき、冷蔵庫の野菜室に入れる。(よく冷えた冷蔵室やチルド室に入れると膨らみにくくなります。)

      分割・成形

      • 12

        粉をたっぷり振った台の上に生地を取り出し、パネトーネカップの大きさに合わせて分割する。(底直径9㎝のパネトーネカップ→生地量300g、底直径6㎝のパネトーネカップ→生地量100g)

      • 13

        正方形に整え、90°回転させてひし形におく。正面の頂点から45°ずつずらしながら中心に向かって「時計回り」に6回折る。次に手前の頂点から45°ずつずらしながら中心に向かって「反時計回り」に5回折る。

      • Point

        生地表面についた余分な粉を落としながら、折り重ねる。

      • 14

        最後に折った部分を指で押さえながら、中心を包み込むようにして生地を止め、パネトーネカップに入れる。

      成形発酵・焼成前作業・焼成

      • 15

        30度の場所に90分おく。生地の頭が、カップの7分目まで膨らむのを目安に発酵させる。

      • 16

        はさみで生地の皮を持ち上げるように十字に切り込みを入れ、バターをのせる。
        バターはパネトーネカップ1個につき、2~3g。(細長い棒状のものを2本ずつ)

      • 17

        [焼成の目安]
        生地量300g(パネトーネカップ/底の直径9㎝)の場合、170度で30~35分。
        生地量100g(パネトーネカップ/底の直径6㎝)の場合、170度で20~25分。  
        生地量300gと100gのパネトーネを同時に焼く場合、20~25分経過したら生地量100gのパネトーネを素早く取り出す。

      • Point

        生地量300gのパネトーネは、焼成後すぐに底から1~2㎝の位置に竹串をさし、逆さに吊るしておくことで腰くだけを防止できます。